ヘイヘイへーイ

祖父の容態は悪くないみたいよ。
よかった。
恋人と電話。
バイクの教習が終わったって。
明日試験だそうで。
受かったらあたしが合宿行く前に一緒にご飯を食べるって約束した。
西東京からこっちに来てくれるって。
 
恋人は別に全然イケメンでもないしお洒落でもないし髪の毛は薄めだし(酷い)いわゆるエリートでもないけれど、
恋愛てこんなに楽しいものだったんだ。
皆あたしのしらないところでこんなことしてたんだね。
ていうかどこの悪の陰謀があたしをこんなに素敵なものから6年半も遠ざけていたんだコノヤロウ。
辛さとか切なさとか裏切りとか涙で枕を濡らすとか酒と泪と男と女とかこそ色恋の醍醐味なのかも知れないけれど、取り敢えずそんなものはいりません。
しばらく茹った頭で生きさせて。