まるで青臭い映画のワンシーンのようで。

前に書いたような気もするけれど、あたしの好きなような、日常の中の微かな出来事を切り取ったような映画のシーンは、必ずあたし達の生活の中に存在するのだと思う。
例えどこにも、詩情のカケラさえなさそうな毎日だとしても。
たとえば今、あたしは古くて底冷えのするサークル会館の雑然とした部室で、音楽部の子が練習している金管楽器の音色を聴くとも無しに聴きながら古びたパイプ椅子に座ってぼんやりしている。
しかるべきセンスを持った人が文章や映像にするときっとステキな絵になるんだろうなあ…とは思うけれども、実際は寒くてかび臭くて暇なだけだ。

…6時集合なのに誰も来ないんですけど…(´Д`)