複合汚染 

学校の課題で読んだもの。あたしが生まれる前に書かれたものなので今現在の状況ともまた少し違っているのだろうけれども、でも根本的にはまだ変わっていないんではないかしら??
 
自動車の排ガスへの規制・工場から流出する排水・変わらず食物に残留する農薬や他の薬品。
そしてそれらとは無関係ではないであろうアレルギー持ちの子供の数の増加。
 
日本でも段々と何かを変えようとしている人たちは居て、その方たちの努力は相当なものであり、実を結びつつある。
でもほとんどの人間は(勿論あたしを含めて)それに余りにも無頓着で無防備すぎる。
 
オーガニックだとかエコロジーだとか、動物愛護だとか、その考え方に凝り固まって他の何もかもを排斥する気分には到底なれないのだけれど
(何事も中庸が大事であり、バランスを欠くと崇高な信念も湾曲し、目標と手段を取り違えることになり兼ねない。周りを見ずに突っ走るのは先頭を走る人間だけで必要十分だ。)
それを完全に無視したりはできない。
刹那的になるには日本人の寿命は延びすぎ、世界の人口は増えすぎ、大切なものがありすぎる。今が良ければ、なんてどうしたって思えない。
人間が何かを完全に作り出すことなんてできはしない、自然は怖いんだ、ということをもう一度再認識するべきなのではないのかなあ?
 
……いささかこの本の主題と離れた感想になっちゃった☆