ノイタミナ・ハチミツとクローバー 最終回!!

おーわっちゃったよーーーぅぅ!!!!!!
これから毎週毎週何を楽しみに、そして何を目安に(最近ハチクロ位しかあたしに曜日の感覚を思い出させてくれないから…英語とか、それなりに用事はあるのに)生きていけばいいんだー!

大方の(?)予想通り自分探しから帰ってきてエンディングを迎えた。
しかし今日は本当にピッタリ終わるのか、ばかりが気になってあんまり落ち着いて見られなかった(馬鹿…)。以下大まかな感想。

右足、左足、右足、左足……。
交互に足を踏み出して彼の旅は終わった。行って、戻ってくるだけの、旅。
目的地は、出発点で、終点。何かが変わったとか、何かが見つかったとかじゃなくて。

んーーーーーー……。なんかまとまらないや。これはまた後で(酷い)。いや、色々、はぐちゃんのこととか気になるのだけれど。うーん。

ええっと、割と毎回言っている気がするのだけれども、そして他のアニメを知らないから比較とかはできないんだけれども。

コンロの火。草原。星空。雨雲。青空。灯台。光。夕焼け。屋台の電燈。そして、花火。
鮮やかで、ひかっていて。広がっていて。あたしたちの日常にあるはずの風景の中で懸命に生きている彼らの姿を、ずっと見ていたんだなあ、と思う。彼らが特別なことだとは思っていない風景はまた、あたしたちだって気にも留めていないのかもしれなくて。彼が自転車に乗って通り過ぎた風景は、本の中でのようにことばで認識したのかもわからないし、今日の映像みたいにただ彼の網膜に焼きついただけかもしれない。四角い窓の中で繰り広げられている光景は、実は窓のこっち側と繋がっていて。

まあ何が言いたいかって、ただ背景が素晴らしかったですよ、ということなのだけれど。

最終回はやっぱり駆け足の感が否めなかったなあ、とは思ってしまうのだけれど。『ばんちゃん』のエピソードは結構削られちゃったし(でも絵も声も可愛くってイメージ通りでよかった!!)。まあ多分にあたしの内心での焦りのせいでそう感じてしまった面もあるかとは思うのだけれど。遅読なのも手伝ってあのあたりは(も、か)物凄くゆっくり、反芻しながら読んでいたから。


全てを抱えて、誰も、何一つ解決しないまま、このものがたりは終わった。
微かな悲しみの予感と、苦しみからの解放の気配と。
皆誰もが一見同じような毎日を送りながらも確実に歩いてゆく。
そして時間が、ダムの門が開いたように音を立てて流れ出す、そのときまでゆっくりと少しずつ変わって行くのだろうと。
あの先を知っているあたしは思うのだ。