ノイタミナ・ハチミツとクローバーⅡ Chapter.2

失われた何かを想うとき、
きまって
毎日の、何でもないことを
思い出すんだ。
ほんの些細な癖、
何気ないひとこと、
それがいつだったかも思い出せないような会話。
 
そんな小さな小さな想い出は、
今の毎日の中の
小さな小さな出来事と重なる。
 
その瞬間、
今が過去に戻るのか
過去が現在に繋がっているのか
わからないけれど
それでも確かに
あの時も今も
今はもう目の前には居ない
あいつと
向かいあっている気がするんだ。
 
もう
笑って思い出を話せるようになったと
信じていたけれど
本当は
涙は枯れることはなくて
後ろを向いて
全てを悔やんで
もう一度あのときに帰りたいと
思ってしまうことを
止められないんだ。
 
ああそれは
きっとおまえもおんなじで
強くいきてる振りをしながら
ちらちらと
目蓋に焼きついた
あの笑顔を
振り切ることは出来なくて
目の前の
お前の事が好きな奴が
一瞬
あいつに重なってしまうのも
仕方のないことなんだよ。
 
願わくばそいつが
おまえの記憶に
そいつの笑顔を刻み付けて
くれますように。

原田・修司・理花の3人の話になると、もう無条件にかなしくなってしまっていけないのう…。
そしてあゆ〜〜〜うわ〜〜ん!!!