もうすぐ

一周忌。
ご存知の方もいないだろうけれど、このはてなダイアリーはもともと介護日誌(という程立派なことはしていないけれど。市から借りた吸引器壊したりしていただけ…)として始めたわけで。
その割にはダイアリー始めて半月位で再入院となり、途中からお見舞い日記になったのだけれど。
昨日の実習先は、実は祖母が最期にお世話になっていたホスピスが所属している病院だったので、昼で解放された後にここぞとばかりに挨拶しに行った。本来ならば昨年のうちにきちんと伺わなければならなかったのだがなんやかんやと瑣事に追われて結局まる一年放置していたのだ。その間に、一番お世話になっていた看護師さんは異動になり、さらに昨日はお休みだったらしくお会いすることはできなかった。だけど違う看護師さんは名前を告げたら覚えていて下さり(変わった苗字であることと、本人のキャラのせいかと思われる)ご挨拶ができたのでよかったと思う。
一年前に散々通い詰めた道を歩いていたらあの時に戻ったような錯覚を覚えた。
よく晴れた昼下がり、そこだけ時間の流れる速度が違うような空気、外来や一般病棟と比べて少ない来訪客、治すためではなくそこに居る患者さん達。
度々祖母の病室で勉強しながらうたた寝したこと。祖母はほぼ傾眠状態だったけれどそのかわり苦しみは無かったこと。緩やかに、穏やかに過ぎていった時間。
最期の場所としてあそこを選んだことは後悔していない。
病院(一般病棟)で死ぬ、ということ。死は負け、と考えること。そういった考えに対する疑問符は多分あの時に湧いてきた。あの時のことを忘れずにいたいと思う。

取り敢えず1年間放置してあった礼服を陰干しせねば(+_+)
あと、コーラス感想も…