1980年会。

地元の友達(小学校の同級生)と7人(女6人男1人)で飲んできた。
全員25歳。いいオトナの年齢。
なのに。
今日現在定職についているのは2人。
1人は薬剤師。1人は介護士(でも会社の経営が危ないらしくて辞めたいとか言っていた)。
残り5人の内訳:
2人はフリーター。1人は無職暦2ヶ月。1人は先週会社辞めた。1人は学生(あたし)。
 
……現代日本の縮図というか、象徴というか、割と好き勝手に生きているメンツだった。誰も結婚の予定すらなくて晩婚化だなあ、とか話したり。
 
とにかく学校の友人・知人達が大概真面目で、ドロップアウトとか挫折とか先が見えないこととかを経験したことの無い人が多いものだから時折息が詰まったり、学問的にエリートコースから外れた自分はダメな人間だ、とか思って(まぁ流石にそろそろ勉強を始めなきゃいけないのだけれど。4月から実習始まるし。)物凄い引け目を感じてキャンパスに入るのすら嫌な気持ちになったりすることが多いのだ。
中には本当に、他の人間をバカだとしか考えていなかったりするよう人もいて(確かに頭は良いのだろうが)自分があんまり賢くない自覚が充分にあるあたしは居たたまれなくなるし、この人は自分以外の、『賢くない』人間と接する職業についてやっていけるのかしら…と疑問に思ったりする。
 
しかし流石に地元。同じバックグラウンドを持ち、やはり仲が良かっただけあって話が通じるし、楽しい。服装や性格は見事にバラバラ(2人はギャルだし)なのだけれどそれがまた楽しくって。色んな考えだとか、色んな生き方だとかをそれぞれ持っていて、そして同じ思い出を共有しているというのが凄く有り難いし勉強になる。
理系でも文系でもうっかり専門バカになりがちで、そりゃあ確かに最先端の何かをする人たちは専門バカでいなければいけないのかもしれないけれど別に特別な才も無いし歴史に名を残したいわけでもないあたしのような人間は、やっぱり『中庸』を忘れてはいかんなぁ、と考えたりするのだ。
 
 
……とか色々ごちゃごちゃ書いてはみたけれど、とにかく楽しかったよ、ということ。
あたしの周りの人たちはごんなあたしにもあまりにも優しい。幸せ☆