皇国の守護者1,2巻(感想。ネタバレですYO!!)

皇国の守護者〈1〉反逆の戦場 (C・NOVELSファンタジア)
皇国の守護者〈2〉勝利なき名誉 (C・NOVELSファンタジア)
今3巻読み中。1巻は本当に読むのに時間がかかった。
だってさあ、阿呆だから地理関係を理解するのが凄い大変で、大隊が移動するたびに
どこにいるのかわかんなくなって挙句の果てに先のほうの地図見て微妙にネタバレに
なっちゃったりして、もう散々じゃった。
でも面白い。けして英雄ではない彼の、崇高ではない理念と、理想や幻想に酔うことの無い
戦争。私の好きな戦国時代モノでは(事実がどうであれ)武将たちは天下を獲ること、
国を拡げること、名を上げること、そんなうえ向きな思想と各々の哲学を持って戦っていた。事実がどうであれ。そしてあたしの読書暦が偏っているとはいえ。
しかし近代のパラレルワールドである<大協約>時代の<皇国>においてはそれは存在しない。
・・・まああたしが近代を描いたものに対してあまりにも無学すぎるとかはあるのだろうけれども。(だって太平洋戦争とかはもう居住まいを正して、あの戦争を風化させるまいとだけ思って傾聴させていただく!!というコンセプトで本を選んでいるし。)
ただ防戦、そして殿軍。勝つ見込みは無い。負けるか負けないかだけ。
負けなくとも何も得られない。その中での選択。
ほんとにシンプルに面白いので続きが気になるわあ。今は近衛隊配属になったところあたり。
・・・・・・今唐突に思いついた!!剣虎兵大11大隊が直衛の不在中(カミンスキィを迎え撃っている間)に全滅したってことは猪口軍曹も死んじゃったってこと??がーん。